◆医学科6年 下園恒明
5月の4週間、米国ネブラスカ大学神経内科のObservership programに参加させていただきました。このプログラムは米国の病院での診療現場を見学できるプログラムです。毎日の回診に同行し、指導医の洗練された診察や、レジデントへの教育の仕方を見ることができました。外来では1人の患者さんに1時間かけることも珍しくなく、医師と患者さんがとてもフレンドリーに会話しているのが印象的でした。また、Grand RoundやNoon Conferenceなど、レジデント向けの教育カンファレンスも豊富にありました。日米での診療スタイルの違い、そもそもの文化の違いに戸惑うことばかりでしたが、日々新たな発見がありました。また、疾患についてのプレゼンテーションをさせてほしいと指導医にお願いしたところ快諾してくださり、期間中に2度、プレゼンができました。米国であまり見られない疾患(もやもや病)についてのプレゼンが好評でした。米国では積極的に自らをアピールしていかないと評価されない一方、チャレンジを快く歓迎してくれる文化が存在するのを感じました。今後も多くの学生が海外臨床実習を経験できればと思います。
最後になりましたが今回このような貴重な機会を与えてくださった梶教授をはじめ、神経内科の先生方にこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。