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平成20年度PBLチュートリアル講習会

平成20年7月17日(木)17:30-21:30 MINCSカンファレンス室

  • タスクフォース:赤池雅史?三笠洋明(医学部教育支援センター)
    寺嶋吉保(医療教育開発センター)

基礎系ならびに臨床系分野から16名の参加があり,3つのミニレクチャーと2つのワーク ショップを行いました。参加者によるポストアンケートでは,すべての内容に対して平均で4点以上(5点満点)のご評価をいただき,好評でした。参加してい ただいた諸先生方,本当にありがとうございました。

■ミニレクチャー1「PBLチュートリアル教育とは」医学部教育支援センター?赤池雅史

医学教育改革の背景,成人教育学に基づく教育方法,PBLチュートリアルの目的などについて,解説を行った。

■WS1「PBLチュートリアルのシナリオ作成」

不安定狭心症の症例を題材として,1.学生の議論を促進できる,2.自己学習を促進できる,3.4つの学習項目(基礎医学的,臨床医学的,社会疫学的,行動科学的)を網羅している,の3つの条件を満たすシナリオ作成を行った。

■ミニレクチャー2「徳島大学におけるPBLチュートリアルの現状」

医学部教育センター?三笠洋明
「PBLチュートリアルシナリオ,臓器疾患別講義,チューターに対する学生の評価は非常に肯定的である。また,自己学習時間はカリキュラムで想定 されている時間よりも短く,教員への質問や英文資料の利用が非常に少ないが,学生自身は十分な自己学習ができたと考えている傾向が強い」などの現状が紹介 された。

■WS2「チューターによる効果的指導方法」

コアタイムにおけるブレインストーミング手法の活用や学生アンケートによる「良いチューター,悪いチューター」の実例について説明を受けた 後,WS1で作成したシナリオを基に,学生から意見が出ない時,重要な学習項目について議論がなされない時,自己学習課題の設定が不十分な時にチューター が行う介入方法(質問や問いかけの具体例等)を検討した。

■ミニレクチャー3「徳島大学におけるPBLチュートリアル改革の取り組み」

医学部教育支援センター?赤池雅史

(1)カリキュラムにおける工夫

PBLチュートリアル教育の開始前における臨床医学総論講義の実施
医学科3年次3月にPBLチュートリアル導入WSの実施
回数を減らし教員負担を軽減

(2)シナリオの質の向上

シナリオ作成ガイドを改訂し,分割方式シナリオを積極的に採用した。さらにWEBを用いてシナリオのブラッシュアップを行っている。

(3)コアタイムの充実および自己学習促進のための取り組み

チューターガイドの作成,司会ガイドの作成,評価方法の改訂(チューター評価はコアタイムでの議論と自己学習成果を重視し,コース修了試験成績と独立して評価)を行っている。

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最終更新日:2009年7月17日

お問い合わせ
教育支援センター
電話:088-633-7222  E-mail:kyouikushien@tokushima-u.ac.jp

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