徳島でハマった!阿波踊りとサーフィンと日本酒 昆虫の産業利用に関する研究も
常三島キャンパス
生物資源産業学部 生物資源産業学科3年
荒木 鉄平(あらき てっぺい)さん
今夏まで生物資源産業学部の阿波踊り連「螺旋連(らせんれん)」の連長を務めた荒木さん。出身は大阪で、徳島に来て初めて阿波踊りの魅力に触れ、「踊る人も観る人も一体になれる“全員参加型”の祭りにハマった」と話します。荒木さんの代では新たに四大学合同連としての活動もスタート。四大学五連で学生連同士のつながりを深める、新しい一歩を踏み出しました。また、徳島の酒造メーカーでの職業体験をきっかけに、利き酒全国大会へ出場。現在、日本酒サークルの立ち上げも計画中とのこと。
多方面に挑戦する荒木さんの学生生活についてお話を伺いました。
(とくtalk 2026冬号掲載/取材2025年11月)
四大学の合同連に参加。螺旋連を新しいステージへ
荒木さんは夏まで、螺旋連の連長をされていたそうですね。阿波踊りは小さい頃からやっていたんですか?
荒木さん いいえ。地元が大阪で、徳島に来て初めて阿波踊りをしました。それまでは全然馴染みがなかったのですが、学部の連があるということで参加しました。踊りの経験としてはすごく浅いです。
それでも連長までされるというのは、阿波踊りにハマって…みたいな感じですか?どういうところが面白かったんでしょうか?
荒木さん 地元のお祭りだと、だんじりを引いたりして、お祭りをする側と観る側とに分かれているところがあるのですが、阿波踊りは全員参加型。お客さんも一緒に踊るし、お祭りを作っている運営側の人たちもみんな一緒になって踊ろうという、誰でもウェルカムな姿勢がすごくいいなと思いました。
螺旋連は今、何名くらいいらっしゃるのですか?
荒木さん 夏の阿波おどりに出たのが75名くらいです。螺旋連は生物資源産業学部だけで構成されていて、学部の1年生から大学院の2年生まで所属しているのですが、今年は学部一年生の子たちがたくさん入ってきてくれました。
すごい大所帯ですね。取りまとめるのもすごく大変だと思います。
荒木さん 同期の中では、「自分が一番向いているのかな?」という思いもあって連長になりましたが、「連員たちが満足して楽しく過ごせる居場所を作ろう」という思いでやっていました。
螺旋連は今年、大阪?関西万博での阿波踊りにも出演されていますね。いつもとは違うイベントもあって大変だったのではないですか?

荒木さん そうですね。万博への出演をつないでくれたのは前の代の連長で、万博のステージはそれを実行するだけだったんですが、僕の代から始めたのが、四大学合同連への加盟です。徳島の学生連(鳴門教育大学の鳴響連、四国大学の四国大学連、文理大学の文理大学連、徳島大学の雷連)に螺旋連も加わり、四大学五連の合同連として活動を始めました。
四大学五連の合同連としての活動はいつから始めたんですか?
荒木さん 2024年12月1日に徳島市中心部で開かれた『徳島おどりフェスタ』からです。阿波踊りや東京ディズニーリゾートのパレードが行われたんですが、そこで初めて参加しました。連にとっても新しいことができたと思います。
サーフィン部や利き酒サークルの立ち上げなど幅広く活動
荒木さんはサーフィン部にも所属されているそうですね。
荒木さん はい。サーフィン部は活動が土日で、螺旋連が火木に練習しているので、平日は踊って、週末は海に行くという感じです。
サーフィンはどこでされるのですか?
荒木さん 車に乗り合わせて、海陽町や東洋町あたりまで行きます。
生見海岸あたりですか?生見ではサーフィンの大会も多いですよね。
荒木さん そうですね。大会へ参加もしますし、いろいろなつながりもあって、運営のアルバイトをさせてもらったりもします。徳島大学のサーフィン部主催の大会も2年前からやっています。
おお!大会もあるんですね。
荒木さん 『徳島大学杯2025』として今年も9月21日(日)に生見海岸で開催しました。スーパービギナー?ビギナー?オープンのクラスがあり、世代やレベルを問わず、楽しく参加できる大会です。OG、OBの参加者も多いのですが、サーフィン部の創設者が阿南市にあるサーフショップの娘さんで、そのサーフショップに縁のある人を中心に、他大学のサーフィン部にも声をかけて、今年のサーフィン大会には福井大学の人たちが参加してくれました。そういった大学同士の交流もあります。
さらに日本酒サークルの立ち上げも計画中と伺いました。

荒木さん そうなんです。徳島の酒造メーカー『日新酒類株式会社』さんの職業体験へ行かせてもらった際に、利き酒の競技会の話を聞いて、「徳島の学生でやっている人がいないので、参加すれば全国大会に徳島代表として出場できるかも」と。職業体験に行った3人で競って、僕が勝ったので、去年の秋に東京で行われた全国大会『全国利き酒選手権』へ出場しました。そこで徳島県の大人の部で勝ち抜いた人たちや他の大学の人と知り合い、その人たちと話しているうちに、徳島の日本酒の界隈をもっと盛り上げたいという流れになりました。
利き酒の大会は、どういう風に行われるのですか?
荒木さん 筆記と実技があります。筆記は日本酒についての知識が問われ、実技は名前を伏せた日本酒が紙コップに入っていて、1、2、3、4、5の日本酒とA、B、C、D、Eの日本酒、5種類の片方飲んで、もう片方、同じものが入っているのはどれか、組み合わせを当てるという競技です。
荒木さんも銘柄がわかったりするんですか?
荒木さん わかる人はわかるみたいですが、僕は全然わからないなと思いながら飲んで、結局全然当たりませんでした。
でも全国大会に出場するというのは、成績が良かったということですよね?
荒木さん 素人三人の学生の中で良かったというだけで、全国には学生でも正答率の高い人たちがいて、そういう人たちの取組などを見て、いい刺激をなりました。こういうことを徳島でもやりたいなと、今はサークルメンバーを集めている段階です。
昆虫食への興味をきっかけに、昆虫の産業利用に関する研究室へ
様々な活動をされていますが、3年生は研究の方も忙しくなるのでは?
荒木さん そうですね。今、やっと研究室配属が決まったところです。
研究は日本酒とかに関係あるものですか?
荒木さん 全然関係ないです。石井キャンパスでコオロギの研究をしている三戸先生(バイオイノベーション研究所 産業生物系部門 教授)の研究室に入りました。昆虫を産業利用するための研究ができたらなと思っていますが、まだ入ったばかりなので、明確なテーマは決めていないです。
昆虫の産業利用に関心があるということは、大学進学の時から考えていたということでしょうか?
荒木さん はい。僕は現役の子たちよりは3年遅れて大学に入学しています。高校は調理師免許を取れる調理系の高校で、卒業後、料理の仕事をしていたんですが、就職したタイミングがちょうどコロナ渦の始まりくらい。その影響もあって結局一年半くらいで会社が潰れてしまい、「次、何をしようか?」と考えている時に、昆虫食のことを知って、昆虫食を学んだり研究したりできる大学はどこかと調べたところ、徳島大学があったので、受験してみようと。一年半働いて、一年半受験勉強をして入学しました。
そうだったんですね。
荒木さん 三戸先生の研究室は、コオロギの体内で畜産動物用のワクチンとなるタンパク質を作り、そのコオロギを食べさせると家畜一体一体に注射をしなくても、食べるだけで免疫の誘発につながる「食べるワクチン」のようなものを開発、研究しています。僕は携わってはいないのですが、そういうのも面白いなと思っています。
これからが楽しみですね。ありがとうございました!
??活動に興味を持ったらInstagramをチェックしてみてください!
?螺旋連:@rasenren
?徳島大学サーフィン部:@tokudaisurfingclub
?日本酒サークルあわのん:@tokushimast.sake




