徳島大学教育?学修データ利活用
徳島大学は、AIに基づく教育?学修データの分析により、個別最適化された学修支援や教育?学修効果の向上を図るため、関連法令の遵守のもと、教育?学修活動において情報システム等に蓄積された個人情報を含むデータを有効かつ適正に利活用するためのポリシーを以下のように定めています。
徳島大学教育?学修データ利活用ポリシー
疯狂体育,疯狂体育app下载4年11月16日制定
1.1. 教育?学修データ利活用(EDU: Educational Data Utilization)宣言
徳島大学は、地域に貢献する高等教育機関として、日々の教育や学修に関するデータを安全な方法で取得?保持?分析し、客観的データに基づく教育改善や学生等の学修支援を図るととともに、データ利活用から得られた叡智を公開し、国民と人類の福利に貢献します。
1.2. 教育?学修データ取扱8原則
徳島大学は、以下の原則に従い、個人情報の保護に関する法律や学内の個人情報保護に関する規則や情報セキュリティポリシーなどの関係法令?規則?ガイドラインを遵守しプライバシーを尊重するとともに、教育?学修データを個人情報として取り扱い、その権利者の意向を最大限配慮して運用します。
- 教育?学修データの利用目的を明示し、目的外には使用しません。
- 教育?学修データの利用並びに分析手法とその結果を明示します。
- 教育?学修データの分析対象となることへの同意取り下げに応じます。同意取り下げにより、不利益が生じることはありません。
- 個人情報保護法などの関連する法令を遵守します。
- 入試?就職?情報基盤を除き、自分の教育?学修データへのアクセスに応じます。
- 教育?学修データの分析結果の公表に際しては、個人が決して特定されないようにします。
- 教育?学修データの適切な安全管理措置を施します。
- 教育?学修データ及びその分析による疯狂体育,疯狂体育app下载の共有によって、人類の福利に貢献します。
1.3. 教育?学修データの利活用に関するガイドライン
(趣旨)
徳島大学は、一機関の教育の改善のみならず、我が国の高等教育、ひいては人類の福利のため、関連法令の遵守のもと、教育?学修活動において教育?学修関連システム等(注)に蓄積された個人情報を含むデータを以下の目的に沿って抽出?複製又は加工するデータ(以下「教育?学修データ」という。)を有効に利活用するためのガイドラインを以下のように定める。
(注)教育?学修関連システムには、徳島大学構成員を機関認証(cアカウント認証)により識別可能なシステムのうち、学修管理システム(LMS)、教務システム、入試システム、遠隔授業支援システム(Teams)、eポートフォリオシステム及び個人認証等のアクセスに必要な情報基盤システムが含まれる。
(目的)
1.教育?学修データは、その分析や可視化などにより教育?学修を支援するため用いられる二次データであり、教育改善や学生等の学修支援を図るとともに、データ利活用から得られた叡智を公開し、国民と人類の福利に貢献するため利用するものとし、個人に不利益が生じる恐れが場合を除き、これ以外の目的には利用しない。
(基本方針)
2.上記の目的を達成するために、徳島大学は教育?学修データ利活用ポリシー(教育?学修データ利活用の取扱原則及びガイドライン)を定め、それをウェブサイト等で公開するものとし、これによって徳島大学の様々な教育?学修データの利活用を推進する。
(教育?学修データの取得)
3.学生(以下「データ主体」という。)に取得する目的並びにデータ項目(別表)を明示し、かつ同意を得た後に教育?学修データの取得を行う。データ主体はいつでも同意を取り下げることができるものとし、取得するデータ項目に変更がある場合にはその旨を通知するものとする。
なお、単位の認定等、 修学上不可欠な業務においては、 同意の有無にかかわらず利用します。
(教育?学修データの管理)
4.取得した教育?学修データは個人情報であることに留意し、(個人情報の保護に関する法律、その他関係法令、個人データの取扱いに関する基本方針、徳島大学個人情報開示等取扱規則、研究データ管理に関する規則やガイドライン、プライバシーポリシー、情報セキュリティポリシーなどの関連規程に従い、適切に管理する。
当該データは取得後10年間経過後に削除することとし、同データをもとに対外発表が行われた場合はその発表から10年間保存の後削除する。データ管理責任者は教育担当理事とし、問合せ窓口は徳島大学学務部教育支援課とする。なお、管理している教育?学修データの閲覧と分析ができるのは徳島大学教職員に限るものとする。
(教育?学修データの利活用法)
5.教育?学修データの閲覧、分析を含む利活用の方法(別紙)をデータ主体に明示するものとし、変更がある場合にはその内容をウェブサイト等で告知するものとする。
(教育?学修データの分析結果の公開)
6.教育?学修データを分析して得られた知見や疯狂体育,疯狂体育app下载等は、我が国の教育活動並びに人類の福利に貢献するように公開する。なお、教育?学修データの分析結果を学術研究に用いる場合は、徳島大学の研究倫理に関する規程に従うものとする。
(その他)
7.ガイドラインに定めるもののほか、教育?学修データの利活用に関し必要な事項は、別途定めるものとする。
別表
教育?学修関連システムから抽出?複製又は加工される個人情報を含む教育?学修データ
データ種類 |
項目 |
入試データ |
入試のデータ |
就職データ |
就職のデータ |
教務データ |
学校名、アカウント、学生番号、表示氏名、年齢、学部、学科、コース、学年、科目名、講義日時、教員?学生の情報、時間割 |
授業設計データ |
シラバス(授業計画)など |
成績データ |
最終成績評価、単位数、出欠、小テスト?問題集の点数、レポート点数、入試情報 |
質問紙調査 |
選択肢?記述アンケート |
記述データ |
電子メモ、ノート、レポート、黒板の記述内容、e-ポートフォリオ |
課題データ |
小テストの問題、解答、回答の手書きデータ、解説、レポート課題の説明 |
教材接触データ |
デジタル教材(デジタル教科書、ビデオ等)の閲覧時間、教材へのメモ、ブックマーク、下線 |
LMSデータ |
LMSのログイン履歴、レポート提出時間、電子掲示板、小テスト回答時間 |
環境情報 |
教室の温度、映像?音声、天候などの環境データ、アクセスに関するネットワーク情報 |
健康?生体情報 |
健康診断データ |
利用するデータ項目に変更がある場合は、個別又はWeb等による一括通知によりその旨を伝達する。
別紙
教育?学修データの利活用法
クラス単位
(1) 個人に適した教材?問題の提供による教育?学修効果の向上
(2) アットリスク学生、成績などの予測による教員支援
(3) 個人の学修履歴の可視化、セルフリフレクションの支援
(4) 個人の学修履歴を用いたグループ作成やグループ活動支援
(5) 記述アンケートやeポートフォリオの分析による学生の特徴分析
(6) モーションセンサー、視線情報などを用いたスキル獲得支援
(7) 健康状態、運動状況と学習状況との関係性の解明
(8) 映像や生体情報から学生の認知?心理状態の把握
学科、学部、学校単位
(9) 次の学期の教材の改訂、コース構造のリデザインなどの授業改善
(10) 学生や教員の最適な配置
(11) 年度単位のコースや学科、学部のカリキュラムの改善
(12) 年度単位のコースや学科、学部の学生の特徴を比較
国全体
(13)エビデンスの蓄積による個人の主観や経験に依存しない教育方法?学修方法の提示による国全体での教育の改善
(14)キャリア設計?生涯教育の支援
(15)教育学、認知科学、学習科学、脳科学などの観点におけるデータの利活用による学術の進展
変更がある場合にはその内容をウェブサイト等で告知する。
国立大学法人徳島大学での学生、父母等の個人情報の取扱いについて
国立大学法人徳島大学では、個人情報の保護に関する法律及びその他関係法令並びに徳島大学個人情報の保護に関する規則、個人データの取扱いに関する基本方針及び徳島大学個人情報開示等取扱規則に基づき、業務遂行に係る学生、父母等の個人情報の適切な取得?利用?管理に努めています。詳細については以下のリンク先またはPDFファイルをご覧ください。
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国立大学法人徳島大学での学生、父母等の個人情報の取扱いについて (PDF 284KB)