大学院社会産業理工学研究部は、平成29年4月に総合科学研究部、理工学研究部、生物資源産業学研究部が融合し、新たに発足しました。この研究部は、常三島地区の教育研究者のいわば本籍となる組織です。昨年4月には、大きな学部改組がされましたし、それに続いて大学院改革にも取り組んでいるところです。新しい研究部に所属する教員は、出向して学部及び教育部(大学院博士前期?後期課程)の教育に携わります。
このように組織の構成を改定し、それまでの大学院重点化に伴う研究部の位置付けの曖昧さを脱し、教育—研究—教員組織を明確化して時代の変化や社会のニーズ、研究テーマに応じて柔軟に研究組織が構成できる体制となりました。我が国は成熟した社会となって久しく、少子高齢化が益々進みつつあります。これまで先人の築き上げた伝統から、世界の人々は次代の日本が何を産み出してくれるのかとの期待感もあります。最近マスコミでも話題となっている人工知能の進歩、これにより人類の夢すら縮減しつつある今、グローバルな課題を解決する新たな価値創造が求められています。当研究部は、基盤となる社会総合科学、理工学、生物資源産業学の各学域の確かな土台の上に、異分野融合、連携、グローバル、社会実装等をキーワードとして文化?学術?産業のフロンティアに挑み続けます。