【看護学と工学の融合による、人に寄り添うヘルスケアの実装を目指して】
♦プロフィール:臨床の問いを、テクノロジーで形にする 11年間の精神科看護の現場で抱いた「どうすればより良いケアを届けられるか」という問いが、私の研究の原点です。多くの方々のご支援をいただき、看護学と工学の両分野で研鑽を積む機会に恵まれました。フロリダアトランティック大学等との国際的な絆を大切にしながら、米国看護アカデミーフェロー(FAAN)の一員として、テクノロジーと慈しみの心が調和する看護のあり方を探求しています。
♦研究活動の柱
1. 看護ロボティクスとAIによる感情理解の試み AI技術を用いて、患者様の微細な表情や感情をよ
り深く理解することを目指しています。ロボットとの適切な距離感(パーソナルスペース)の
研究や、複雑な臨床現場を読み解くための新しい研究手法(IOCRD)の普及に取り組んでいます。
2. TCCN理論の共有と尺度開発 「看護におけるケアリングとしての技術力(TCCN)」理論に基づき、
技術を通じて患者様を深く知るための活動を続けています。皆様と開発した評価尺度は、海外の研
究者の手によって多言語に翻訳されるなど、国境を越えた共感の輪が広がっています。
3. 精神科における身体的健康への着目 精神科での臨床経験を活かし、患者様の歩行障害やサルコペ
ニア(筋力低下)といった身体的課題を科学的に分析しています。日々の生活の質(QOL)を一つ
ずつ向上させるための草の根の研究を大切にしています。
♦教育?メンターシップ :研究は一人で歩むものではなく、対話を通じて共に成長していくものと考えています。「運転教官」のように学生の皆様の隣に座り、英語論文の執筆や分析のプロセスを丁寧にサポートしながら、温かいケアと先端技術を繋ぐ次世代の育成に努めています。


