B型肝炎について
B型肝炎は、B型肝炎ウイルス(HBV)が血液?体液を介して感染して起きる肝臓の病気です。
B型肝炎ウイルスは針刺し事故や血液?体液の粘膜暴露、皮膚にあるわずかな傷を介して感染する可能性があります。
感染することで肝臓の細胞が壊れたり、働きが損なわれたりし、進行すると肝硬変や肝臓がんの状態になります。
B型肝炎ウイルスに感染した人の体液?血液に直接触れないこと、また、ワクチンを接種し感染を防ぐ力をつけることが感染の予防に有効です。
職業上血液を扱ったり血液に触れたりする機会の多い人にB型肝炎ワクチンの接種が推奨されており、病院をはじめとする医療機関などでの実習を控えた学生の皆さんにも接種が推奨されます。
こちらでもB型肝炎について紹介があります。2023漫画でわかる!大学生のVPDブック (PDF 7.06MB)
詳しく知りたい方は肝炎情報センターや厚生労働省のホームページをご確認ください。
B型肝炎ワクチンについて
保健管理部門では、医歯薬学部?総合科学部をはじめ、病院などの医療機関で実習を行う学生を対象にB型肝炎ワクチンの接種を行っています。
ワクチン接種の流れ
- 採血(ワクチン接種前に抗体の有無の確認を行うため)
- ワクチン接種(1回目)
- ワクチン接種(2回目) 2回目接種時期:1回目のワクチン接種から1か月後
- ワクチン接種(3回目) 3回目接種時期:1回目のワクチン接種から6か月後
- 採血(ワクチンを接種で抗体がついたか確認するため)
ワクチンを3回打つ一連の流れを1クールといいます。
1クール接種が終わっても抗体のつかない人が年に数名います。
抗体がついていない学生には次年度に追加でワクチン接種を3回(1クール)行った後、再度採血をし抗体がついているか確認を行います。
B型肝炎ワクチン接種は3回のうちどれかの接種が遅れるとその後の接種?採血のスケジュールが変わることがありますので、指定された日に必ず接種を受けましょう。
3回のB型肝炎ワクチン接種の間に他の予防接種を受けたいがどのタイミングで受ければいいかわからない場合などはお気軽にお問い合わせください。