【日時】平成28年4月26日(火)16:30~17:30
【場所】(常三島)授業研究インテリジェントラボ
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】大学院ソシオアーツアンドサイエンス研究部 准教授 村上敬一 先生
【授業名】「日本語表現の基礎」 (受講学生:総合科学部1年生他96名)
【内容】
この授業は,現代日本語の基本的構造とその適切な運用について理解することを目的にしています。日本語の音声、文字、表記、語彙、文法、方言、歴史、多様性などが16回に渡って講義されます。授業参観は前期第3回目の授業で、「日本語の文字、表記」がテーマでした。具体的には「やさしい日本語」と「医療と方言」が取り上げられました。特に今回は4月14日~16日にかけて、熊本地方を襲った地震が話題の中心でした。地震避難時に外国人にも分かるようなやさしい日本語表記とはどのようなものか、また避難所で方言を話す高齢者に対して医師は方言を理解して対処しなければならないことなどが紹介されました。授業では適宜に学生同士が話合う問いが出され、それを発表する機会が設定され、交流が行われていました。また多くの学生が方言の多様性に関心を示していました。
授業研究会では、学生による授業アンケートから、「文字が小さくて見にくい」とか「パワーポイントが進むが早すぎる」ので、配付資料やWebからダウンロードできるようにして欲しいと言う要望がありました。これには4~5回毎に配布する予定であるとのことでした。さらに、この授業は留学生も受講しているので、日本語について日本人学生と意見交流させたら面白いのではという提案も出ました。
主催:徳島大学FD委員会
共催:徳島大学総合科学部FD委員会