2010年度の授業コンサルテーションは、二日間に渡って実施した「教育力開発基礎プログラム」(8月20~21日に実施)の受講者を主な対象にした企画で、全18回開催しました。
授業コンサルテーションについてはこちら→授業コンサルテーションとは?
【日時】平成23年3月8日(火)10:00~11:20
【場所】授業研究インテリジェントラボ(大学開放実践センタ-)
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】
大学院ソシオ?アーツ?アンド?サイエンス研究部 原 幸一 准教授
【授業名】心理学初歩
【共催】総合科学部FD委員会
【内容】
原先生の授業VTRを一部視聴し、原先生の解説や大学開放実践センター高等教育支援研究開発部門教員のコメント、他教員を交え、自由討論を行いました。
先生の授業では、ビデオ教材やニュースの記事等を使って、心理学と社会問題をつなげ、現実の問題として学生に考えさせる工夫をされておられます。
議論では、学生へ問いかけたり、話し合いをさせるなど、学生の思考を促す機会を講義と合わせて取り入れることの重要性や、授業内容が学生の頭に残るための工夫として、授業内容を学生自身の言葉でまとめて提出してもらうといった復習ノートを作成をしてはどうかといった提案がなされました。
【日時】平成23年3月1日(火)15:00~16:20
【場所】歯学部?歯科診療棟 共通講義室(5階)
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】
大学院ヘルスバイオサイエンス研究部 中道敦子 講師
【授業名】口腔疾患予防学
【共催】歯学部FD委員会
【内容】
中道先生の授業授業VTRを一部視聴し、中道先生より報告?解説を頂きながら、大学開放実践センター教員からのコメント、大学院ヘルスバイオサイエンス研究部の教員を交え、自由討論を行いました。
先生の授業では、ケアプロセスについて、理論だけではなく、その思考過程や臨床事例を示し、わかりやすく説明をされています。また後半のグループ演習へ向けて目標を設定し、それに基づいて毎回の授業を設計されています。
議論では、後で見返してもわかりやすいように、スライドに伝えたいことを文章で詰め込みすぎると、文字ばかりのスライドはやめてほしいという声が上がることや、学生が安心してノートを取らない場合があること、かといって図表や写真ばかりを写すと後で見たときにわからないという声が出てくる場合があること、キーワードを穴埋め式にした資料を配布すると、文字だけを追って前後の脈略が頭に入っていない可能性が出てくることなど、どこまで配布資料として配布し、学生に何をメモさせていくか、バランスを考えることが難しいということが話されました。その後、配布資料に学生の考えや重要なポイントをメモするスペースを設けるなど,メモを含めて学生が後で見返しても理解できるような資料を作成?指導することの重要性や、スライドに学生の考えを求める問いを入れ、学生に考えさせた上で解答を提示するような工夫をしてはどうかということなどが話されました。
【日時】平成23年2月28日(月)15:00~16:20
【場所】授業研究インテリジェントラボ(大学開放実践センタ-)
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】
大学院ソシオテクノサイエンス研究部 玉井伸岳 講師
【授業名】生物物理化学1
【共催】工学部FD委員会
【内容】
玉井先生の授業VTRを一部視聴し、玉井先生より報告?解説を頂きながら、大学開放実践センター教員からのコメント、他教員を交え、自由討論を行いました。
先生の授業では、授業内容を分かりやすく整理され、自作の配布資料、板書を利用して丁寧に解説をされています。また、学生がつまづきやすいポイントを押さえ、前回の復習を取り入れることで、学生の理解を促進する工夫をされています。
議論では、メリハリのある授業を行うために、式を学生自身が立てて計算していくといった実践的な課題の機会を授業で作ること、授業内容と関連させて学生の興味?関心を引くような話題を取り入れること、重要なポイントの解説や学生に注目させたい時など、話し方に抑揚をつけて話すことなどの重要性について話されました.
【日時】平成23年2月18日(金)8:30~9:50
【場所】授業研究インテリジェントラボ(大学開放実践センタ-)
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】
大学院ソシオ?アーツ?アンド?サイエンス研究部 清水真人 講師
【授業名】商法Ⅱ
【共催】総合科学部FD委員会
【内容】
清水先生の授業VTRを一部視聴し、清水先生より報告?解説を頂きながら、大学開放実践センター教員からのコメント、大学院ソシオ?アーツ?アンド?サイエンス研究部の教員を交え、自由討論を行いました。
先生の授業では、一方向になりがちな法律の授業ですが、学生へ質問し、積極的に発言を促す工夫や、商法の難しい理論について、現実の問題を挙げながら具体例を用いて解説するといった工夫をされています。
議論では、教科書をなるべく参照し、補足資料のポイントを押さえながら授業を進めていくこと、一つの理論を理解してもらうのに、様々な専門家の見解を提示して学生に考えてもらう機会を与えること、テストの問題を作成する際に、学生におさえてほしい重要な個所をあらかじめ多数設定しておき、そこから問題を出すことや、○○について論ぜよという問題を出す際に、どのような視点から記述すればよいかある程度のヒントを提示することで、学生がどこが重要であるか理解できるし、学生の理解度を把握できるのではといったことなどが話されました。
【日時】平成23年2月17日(木)16:00~17:20
【場所】授業研究インテリジェントラボ(大学開放実践センタ-)
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】
大学院ソシオ?アーツ?アンド?サイエンス研究部 大宮俊恵 准教授
【授業名】生徒指導論
【共催】総合科学部FD委員会
【内容】
大宮先生の授業VTRを一部視聴し、大宮先生より報告?解説を頂きながら、大学開放実践センター教員からのコメント、大学院ソシオ?アーツ?アンド?サイエンス研究部の教員を交え、自由討論を行いました。
先生の授業では、学生が個人の考えを書く→ペアになり話し合いまとめる→まとめた意見を発表→発表された意見から個人の気づきをまとめるといった一連の流れの中で、ワークシートを利用してその過程を書いてまとめるということを重視されています。また、授業中は学生に多くの質問を投げかけ、考えさせることを重視されています。小学校での教員経験を活かし、学生が主体的に考え意見を述べるということを大切にされ、先生ご自身の授業の進め方からも「生徒指導」のあり方を学びとることのできるような授業をされています。
議論では、座席指定をする際に同じコースの学生が近くにならないよう工夫され、初対面の学生同士話しやすくするようなワークを取り入れていること、学生の考えに混乱を引き起こすことで確かな方向へ導く「発問」の重要性、TAにロール?プレイを担当してもらい、指導を経験してもらうことなど、学生の学びを促す方法について、多くのことを学ぶことのできる研究会となりました。
【日時】平成23年2月9日(水)14:30~15:50
【場所】授業研究インテリジェントラボ(大学開放実践センタ-)
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】
大学院ソシオ?アーツ?アンド?サイエンス研究部 福森崇貴 准教授
【授業名】心理学概論
【共催】総合科学部FD委員会
【内容】
福森先生の授業VTRを一部視聴し、福森先生より報告?解説を頂きながら、大学開放実践センター教員からのコメント、大学院ソシオ?アーツ?アンド?サイエンス研究部の教員を交え、自由討論を行いました。
先生の授業では、学生が心理学について歪んだイメージを持たないよう、幅広く心理学を理解し、生活に役立ててほしいという願いのもと、基礎的な理論の解説とともに具体例を取り入れ、両者をつなげていく工夫をされています。
議論では、学生を引き付け、よりよい学生とのやりとりを行うために、授業の前に学生とコミュニケーションをとること、なるべく教室をまわりながら学生に質問していくこと、学生間で相談させ、意見をまとめて質問に答えてもらうことなどが話されました。
また、学生の心理学に対するイメージの変化を確認するために、授業の初めと終わりに自分の考えるイメージを書いてもらい、その違いを確認させるのはどうかということなどが話されました。
【日時】平成23年2月3日(木)13:00~14:20
【場所】授業研究インテリジェントラボ(大学開放実践センタ-)
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】
国際センター 橋本 智 准教授
【授業名】日本事情Ⅱ
【内容】
橋本先生の授業VTRを一部視聴し、橋本先生より報告?解説を頂きながら、大学開放実践センター教員からのコメント、他教員、職員を交え、自由討論を行いました。先生の授業では、主に留学生を対象にビジネスに関わる日本語を教えてらっしゃいます。授業では、教員‐学生間、学生間のやり取りが多く、インタラクティブな授業がなされていました。また、学生が会話練習の成果を発表した後、それを録音してその場で再生しながら、良かった点、改善したほうが良い点について全体で共有しながらフィードバックを行うといった工夫をされていました。議論では、日本人の大学生にもビジネスシーンの日本語の使い方を学ぶ機会でもあり、キャリア教育になる授業ではないかということや、日本人の学生も参加することで、留学生との間で学び合いができるのではないかということ、また、地域をフィールドに実践の場で学ぶ機会を作りたいが、それがなかなか難しいことなどが話されました。
【日時】平成23年1月13日(木)10:30~11:50
【場所】授業研究インテリジェントラボ(大学開放実践センタ-)
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】
大学院ソシオテクノサイエンス研究部 水谷康弘 講師
【授業名】機械数理演習2
【共催】工学部FD委員会
【内容】
水谷先生の授業VTRを一部視聴し、水谷先生より報告?解説を頂きながら、大学開放実践センター教員からのコメント、他教員を交え、自由討論を行いました。先生の授業では、学生とのインタラクションを重視し、学生への問いかけを取り入れた講義と、授業内容と関連した問題を実際に学生が解き、個別に指導していくといった演習を組み合わせた授業をされています。自由討論では、話しながら教室を回って学生と接していくには、板書よりもスライドの方が適していること、学生が躓きやすいポイントを、問いかけや議論の題材にしながら進めていくことで、学生の思考を促す機会をつくること、演習問題を利用して、グループ学習を取り入れ、学生同士のインタラクションを促し、思考を深めることなどが議論されました。
【日時】平成23年1月12日(水)14:30~15:50
【場所】授業研究インテリジェントラボ(大学開放実践センタ-)
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】
大学院ソシオテクノサイエンス研究部 奥嶋政嗣 准教授
【授業名】計画プロジェクト評価
【共催】工学部FD委員会
【内容】
奥嶋先生の授業VTRを一部視聴し、奥嶋先生より報告?解説を頂きながら、大学開放実践センター教員からのコメント、他教員を交え自由討論を行いました。先生の授業では、授業の初めに復習問題の実施→先週のクイズの答え合わせ→講義→演習(クイズの実施と個別指導)といった流れで、講義内容に沿った問題を解く機会が提供されており、学生の理解の促進と知識の定着を進める工夫をされています(計135分の授業)。自由討論では、穴埋め式のスライド資料の提示の際、早くなることがあるので書き取りの時間を考慮して話すことや、講義の部分で、学生とのインタラクションを持たせるために、昨年の学生が躓いたところを問いかけの手掛かりにしてはどうかといったこと、学生の集中力を途切れさせないために、具体的なエピソードなど脱線話をところどころはさむことの効果などについて議論がなされました。
【日時】平成22年12月24日(金)10:30~11:50
【場所】授業研究インテリジェントラボ(大学開放実践センタ-)
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】
大学院ソシオ?アーツ?アンド?サイエンス研究部 中村光裕 講師
【授業名】天然物質化学
【共催】総合科学部FD委員会
【内容】
中村先生の授業VTRを一部視聴し、中村先生より報告?解説を頂きながら、大学開放実践センター教員からのコメント、自由討論を進めました。先生の授業は、総合科学部理数学科3年生を対象とした選択科目であり、化合物の構成について、主に板書しながら解説する授業をされています。自由討論では、学生に自分で考えさせる部分と、筆記して覚えてほしい部分に分けて資料作成をしてはどうかという点や、どの部分が重要であるのか、メリハリをつけた説明を行うこと、さらに、中間期に小テストを実施して、学生の理解度を把握しつつ、その後の授業で理解できていないところを重点的に解説するなどの対応をしてはどうかなどについて議論がなされました。
【日時】平成22年12月22日(水)10:40~12:00
【場所】授業研究インテリジェントラボ(大学開放実践センタ-)
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】
大学院ソシオ?アーツ?アンド?サイエンス研究部 田中智行 准教授
【授業名】中国語初級
【共催】総合科学部FD委員会
【内容】
田中先生の授業VTRを一部視聴し、田中先生より報告?解説を頂きながら、大学開放実践センター教員からのコメント、自由討論を行いました。先生の授業では、医療系の学生のための初級中国語をとりあげ、学生に発音練習をさせながら、個別に発音指導をしていくということや、授業内容についての練習問題を実施し、学生を指名して解答させるといった形式で行われていました。自由討論では、ペアを組んで会話練習をすることや、代表者に会話のやり取り(練習成果)を発表してもらい、それをICレコーダーで録音してその場で再生し、皆でふりかえりを行うこと、板書の一部をスライドで提示するなどの工夫をすると、学生の方を向く余裕ができるのではないかなどが議論されました。
【日時】平成22年12月20日(月)13:00~14:20
【場所】授業研究インテリジェントラボ(大学開放実践センタ-)
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】
大学院ソシオテクノサイエンス研究部 宋天 准教授
【授業名】マイクロコンピュータ回路
【共催】工学部FD委員会
【内容】
宋天先生の授業VTRを一部視聴し、宋天先生より報告?解説を頂きながら、大学開放実践センター教員からのコメントの後、自由討論を行いました。先生の授業では、思考のプロセスを見せることや、学生の理解に合わせて授業を進められるなど、板書の良さを活かした丁寧な授業をされていました。また、授業の復習課題として問題を独自に作成され、学生の理解の促進と理解の確認をされています。自由討論では、理解の確認をするために、授業の各ステップで問題を解いてもらい、理解度を把握する方法や、板書と合わせて、学生の思考を促すような作業をしてもらうための資料を配布すること、そして授業の前後に学生とコミュニケーションをとることで、クラスの雰囲気が変わり、プラスに影響することなどが話されました。
【日時】平成22年12月17日(金)15:00~16:20
【場所】授業研究インテリジェントラボ(大学開放実践センタ-)
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】
大学院ソシオテクノサイエンス研究部 西内優騎 講師
【授業名】物質合成化学1及び演習
【共催】工学部FD委員会
【内容】
西内先生の授業VTRを一部視聴し、西内先生より報告?解説を頂きながら、大学開放実践センター教員からのコメント、大学院ソシオテクノサイエンス研究部等の教員を交え、自由討論を行いました。この授業は、工学部化学応用工学科の学生が1~3年まで習った有機化学の内容を、弁理試験の化学の問題を解きながら復習するものです。授業中、問題をパワーポイントで示しながら、解答を学生に当てて答えさせる形で行われています。自由討論では学力や学習意欲の差で、答えられる学生と答えられないがいることが中心に話されました。その対応策として、特定の学生に答えさせる前に、学生同士2,3人で相談させて代表者に答えさせてはどうかといった事が提案されました。
【日時】平成22年12月14日(火)16:30~17:50
【場所】授業研究インテリジェントラボ(大学開放実践センタ-)
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】
大学院ソシオテクノサイエンス研究部 カルンガル ステファン ギディンシ 講師
【授業名】画像処理工学
【共催】工学部FD委員会
【内容】
カルンガル先生の授業VTRを一部視聴し、カルンガル先生より報告?解説を頂きながら、大学開放実践センター教員からのコメントを交え、自由討論を行いました。この授業は、画像処理の仕方をパワーポイントで講義するものです。授業研究会では、どうしたら見やすいスライドが作れるか、またなるべく授業前にu-ラーニングセンターのサーバーに資料をアップロードして学生に予習を促した方がよいことが指摘されました。さらに、出来るだけ学生の理解を助けるために、授業時に簡略化した資料を配付することも重要であるという意見も出されました。また講義の中でもなるべく学生に質問して、何故そうなるのかを考えさせる時間を作ることが大切ではないかということも議論されました。
【日時】平成22年12月9日(木)15:00~16:20
【場所】授業研究インテリジェントラボ(大学開放実践センタ-)
【参加対象】本学教職員
【授業実施報告者】
大学院ソシオテクノサイエンス研究部 水野義紀 准教授
【授業名】微分方程式Ⅱ
【共催】工学部FD委員会
【内容】
水野先生の授業VTRを一部視聴し、水野先生より報告?解説を頂きながら、大学開放実践センター教員からのコメント、大学院ソシオテクノサイエンス研究部、全学共通教育センターの教員を交え、自由討論を行いました。先生の授業では、数式を、板書を使って丁寧に解説していく授業をされており、基本的な事柄に合わせて、発展的な事柄も織り交ぜて進められていました。また、学生の理解を促すために練習問題を課題として準備されていました。議論では、基本的なところを丁寧に解説しようとすると授業時間が不足して本来なら大学の授業で消化すべき内容を十分に伝えることが難しいところがあることや、教員の数を増やし、きめ細かなサポートができる体制にしてほしいといったことなどが話されました。
【日時】平成22年12月3日(金)16:30~17:50
【場所】授業研究インテリジェントラボ(大学開放実践センタ-)
【授業実施報告者】
大学院ソシオ?アーツ?アンド?サイエンス研究部 宇野剛史 准教授
【授業名】微分積分学Ⅱ
【共催】総合科学部FD委員会
【内容】
宇野先生の授業VTRを一部視聴し、先生より報告?解説を頂きながら、大学開放実践センター教員からのコメント、大学院ソシオ?アーツ?アンド?サイエンス研究部の教員を交え、自由討論を行いました。先生の授業は学生の理解度が高く、学生の意見からもとても分かりやすい授業という声が上がっていました。授業では、スライドを使って分かりやすく数式を教える工夫をされ、学生一人一人が授業中に演習問題を解く中で個別に丁寧に指導していくというスタイルをとられていました。議論では、数式を理解しやすいスライドの使い方についてや、学生の頭に残る授業の方法などが話題に上りました。学生相互にやりとりをしながら演習問題を解いたり、答え合わせをし合ってはどうかという提案もなされました。
【日 時】平成22年12月2日(木)15時00分~16時20分
【場 所】授業研究インテリジェントラボ(大学開放実践センター3階)
【授業実施報告者】大学院ソシオ?テクノ?サイエンス研究部 重光亨 講師
【授業名】流体機械
【共催】工学部FD委員会
【内容】
重光先生の授業VTRを一部視聴し、授業の解説を頂きながら、大学開放実践センター、大学院ソシオ?テクノ?サイエンス研究部の先生方を交えて授業研究会を行いました。先生の授業では、スライド資料の重要な部分を学生が書き込むようにしている点や、毎回レポートの課題を出し、学生に考えさせるための工夫をされていました。重要な点やポイントが分かりやすく構成されたスライドを用い、要所で具体的な事例を取り入れながら丁寧に授業をなされていました。また、学生の思考を促進し、本質的な理解を促すための工夫や、予習?復習の促進のためにはどうすればよいかについて議論がなされました。理解を深めるための方法として、間違った回答を示し、学生同士でどこが間違っているかを話し合う方法や、具体的な事例を示す時に、なぜそうなっているのかという本質的な部分を取り上げて解説してはどうかといった提案がなされました。
【日時】平成22年11月16日(火)16:30~17:50
【場所】授業研究インテリジェントラボ(大学開放実践センタ-)
【授業実施報告者】大学院ソシオアーツ?サイエンス研究部 鍋島克輔 准教授
【授業名】基礎数学/微分積分学Ⅱ
【共催】総合科学部?工学部FD委員会
【内容】
鍋島先生担当の後期の工学部化学応用工学科1年生の授業「基礎数学/微分積分学Ⅱ」の録画DVDを一部視聴し、シラバスで授業全体の解説や授業研究会用の第3回目の授業のねらいを説明して頂きました。その後、大学開放実践センタ-、工学部教員、学務部長らの参加者を交えて自由討論を行いました。討論では、内容の多い数学の内容をどのように短い授業時間内に効果的に学生に理解してもらったらよいかが議論されました。意見としては、計算式等の板書が多い中、重要なポイントを明確にして、重要な所は学生にしっかり板書を写してもらい、それ以外はプリントして配布してはどうか等の建設的な提案がなされ、和やかな雰囲気で終了しました。