平成20年度 徳島大学全学FD実施計画


1. 基本方針

平成20年度全学FD推進プログラムの立案に当たっては、「徳島大学FD推進プログラム第3期計画の基本方針」(平成20~22年度)を踏まえつつ、プログラム内容の充実に努めるとともに、参加者の拡大を図り、本学教育力の向上に貢献する。
また、体制を一新した「FD専門委員会」での協議の下、学生の入学から卒業?修了までの全学習課程を視野におさめながら全学FDを実施し、学内のより良い教育実践例を正しく評価し、ノウハウの共有化を図るとともに、FD推進プログラムへ参加する徳島大学スタッフ間の連携を強化する。

2.全学FDの目標
「徳島大学FD推進プログラム第3期計画の基本方針」及び第1期、第2期の実践経験から目標を次のように定める。
1.全学FDと学部等FDの連携を強化し、学生の入学から卒業?修了までの全学習課程を視野におさめながら全学FDを実施する。
2.Organizational Developmentの考え方(Faculty Dev.+Student Dev.+Staff Dev.)に立ち、FD活動を、教員のみのものと考えずに職員やTA、学生も巻きこんだ徳島大学全体のものとして取り組む。
3.参加者にとって有益なFDを実施するとともに、参加しやすい状況を設け、参加者の増加を目指す。
4.FDホームページを充実させ、徳島大学のFD情報を一元的に集積?配信することによって情報の共有化を図る。

3. FD推進プログラムの実施計画
平成20年度は第3期計画の1年目であり、第2期計画にはなかった新規プログラムも企画されている。従って、上記の基本的視点を踏まえつつ、計画の円滑な実施を図り、目的の着実な達成に努める必要がある。

各種プログラムの実施計画は、次の通りである。
a.FDファシリテーター養成研修
対象者:各学部FD委員会委員、全学共通教育センターFD担当者及び医療教育開発センター教員とし、各部局FDを企画?実施できる資質形成を図る。
内容:各部局のFDニーズを把握し、学部等FDプログラムの作成?評価の過程を体得する。
開催時期:6月21日(土)?22日(日)(1泊2日)
場所:独立行政法人国立淡路青少年交流の家

b.全学共通教育担当教員初任者研修
対象者:共通教育を担当する若手教員及び希望者
方法:共通教育における教授法の検討と研修(教育についての基礎知識、Active learningやStudy skills育成の手法などのレクチャー、ワークショップ等)を実施。その後、授業参観の機会を提供してもらい、さらに、ビデオ録画した授業をもとにして、大学開放実践センター教員が中心となり授業改善のためのコンサルティングを行う。対象教員の同意を得た場合、授業研究会とし、他の教員との共同研修の機会とする。
時期:随時
場所:授業研究インテリジェントラボ等

c.共通教育FDとくとくセミナー
対象者:共通教育担当者及び希望者
方法:共通教育特有の課題解決を目指してレクチャー、ワークショップ等を行う。テーマは「active learningの手法」「大人数授業の方策」「PPTの使い方」「理系授業の進め方」など。
開催時期:随時

d.FDラウンドテーブル
対象者:教育改善に関心のある全教職員?学生
内容:日常の教育活動全般に関する情報交換、自己学習促進の方法、教養科目と専門科目の接続?連携、欧米高等教育事情など
時間:アフターファイブ等の時間帯を利用して開催
場所:授業研究インテリジェントラボ等

e.徳島大学教育カンファレンス
対象者:全学の教職員?学生及び学外の教員
内容:教員等による教育改善の取り組みの発表
開催時期:徳島大学スタッフ等が参加しやすい時期を検討する

f.教育の質を向上させるための学生ワーキンググループへの支援と協働

g.『大学教育研究ジャーナル』第6号の発行
時期:平成21年3月末

4.その他全学FD関連業務
a. 授業研究インテリジェントラボを活用すると共に、FDに関するIT化?eコンテンツ化を促進する。
b. 学生の能動的学習(active learning)推進のため、これに対応した教室の整備を進める。
c. 諸外国の高等教育?FD事情について引き続き調査研究を進める。
d. FD参加を評価する制度の検討



参考
SDワークショップ
対象者:学務系事務職員
内容:学務系事務職員の役割?課題に関するWSとプレゼンテーション研修(仮題)
開催時期:未定
場所:未定

以 上

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