徳島大学では、テクニオン-イスラエル工科大学との国際連携事業の一環として、10月7日(木)17時から、2004年ノーベル化学賞を受賞されたテクニオン-イスラエル工科大学の特別研究教授である Aaron Ciechanover 教授を講師にお招きし、海外特別講演会をオンライン開催しました。
本講演会は、大学関係者、徳島県の教諭?高校生、県内企業等の研究者を含む208名の方がオンラインで参加し、「Personalized Medicine(個別化医療)」について聴講しました。
「Personalized Medicine」とは、患者さんお一人お一人の遺伝情報に基づき、病気の発生率や発症しやすい体質など、個人に合わせたより良い治療法や薬剤の適切な選択、医薬品の開発が可能になることを約束するものです。最近では、遺伝子検査でのリスク特定によるガン発症前の予防的手術などが話題になっています。一部ではすでにその実用化が進んでいますが、一方では倫理面なども含めた様々な課題もあります。その現状と展望について、分かりやすくご講演いただきました。
講演後には、蔵本キャンパスから参加した学部生2名、大学院生2名が意欲的な質問を行い、Ciechanover教授から丁寧なご説明と励ましを頂きました。
徳島大学では、今後も海外から講師をお招きし、学内だけではなく、県内の皆様にも関心を持っていただける様々な分野の講演会を開催する予定です。
なお、本講演会は、内閣府地方大学?地域産業創生交付金事業:徳島県「次世代“光”創出?応用による産業振興?若者雇用創出計画(通称:次世代ひかりトクシマ)」の取組事業において、テクニオンとの連携強化の一環として開催しました。
学長挨拶
質疑応答の様子