本プロジェクトでは成層圏を活用した特徴的な地域商品の開発?地域ブランドの向上を目的とし、地域由来の素材の打ち上げ実験を行っています。昨年度は、地域から集まった高校生や大人たちと宇宙に飛ばしてみたいものを考え、高校生の「オレのハンバーグ」、「すだち」、「神山杉」を飛ばしました。
概要
今年度は神山町の醸造所「KAMIYAMA BEER」さんとコラボし、6月にビール酵母の打ち上げを行いました。今回のセミナーでは、昨年度と今回の実験結果について報告するとともに、東京工業大学の三木健司研究員をお迎えし、これからの成層圏利用の可能性を考えます。
開催日時
7月19日(日)14:00~15:30
会場
神山学舎(神山バレー?サテライトオフィス?コンプレックス内)※駐車場の利用可
対象
どなたでも参加費無料でご参加いただけます。※オンラインでの参加も可能です。
申込み
下記申し込みフォームにアクセスし、お申込み下さい。
http://urx.space/VSPJ
チラシはこちら宇宙ビール開発.pdf (PDF 2.26MB)
主催
徳島大学神山学舎
協力
KAMIYAMA BEER 株式会社GOCCO.
講師紹介
三木 健司(Miki Kenji)
京都大学大学院農学研究科地域環境科学専攻博士課程修了。博士(農学)
日本学術振興会特別研究員(PD)として東京工業大学地球生命研究所で研究に従事する。在学中には英国オックスフォード大学研究奨学生、米国NASA Ames Research Center訪問研究員、スイス気象局客員研究員として在外研究に取り組んだ。Aerobiology(大気生物学)を専門とし、博士論文では花粉などの空中に舞う生物粒子の捕集効率の計算を行った。現在は成層圏環境下での宇宙線の影響による微生物の生物学的変化について研究を行っている。
佐原 理(Sahara Osamu)
徳島大学総合科学部佐原准教授は、2012 年秋から気象観測用気球に搭載したiPhone やデジタルカメラによる成層圏からの地球撮影に挑み、日本初の成果を成し遂げた。穏やかに思える成層圏だが、実は10,000m上空の対流圏界面では台風より強いジェット気流が吹き荒れている。地上が30℃の夏期、10,000m上空の成層圏は約-70℃まで下がり、温度差が100℃ある。また、30,000m上空の成層圏では逆に温度が上昇し、そうした環境を利用して成層圏クッキングを行ったり、多様な成層圏での実験を行っている。日本でも数少ない成層圏の気球運用スペシャリスト。特に DIY でおこなう成層圏での実験プロセスを考案し、サスティナブルに運用している。
(徳島大学総務部地域創生課地域連携係)
住所:〒770-8502 徳島市南常三島町1丁目1番地
電話番号:088-656-7642
メールアドレス:chkoukenk@tokushima-u.ac.jp